【年金って本当に大丈夫?】基礎年金に厚生年金の積立金を充てる方針が示された話
今日は、昨日ニュースで報じられた「年金制度」に関する少し大きな動きについて書いてみようと思います。
ふだん年金って、なんとなく遠い話だったり、
「まだ先のことだから」と気に留めない方も多いと思います。
でも今回の話は、たぶん、今の30代40代はもちろん、若い世代にも影響がある内容です。
📰 昨日、政府が「基礎年金に厚生年金の積立金を充てる」方針を決定
報道によると、
政府は2025年に予定されている「年金制度の見直し」に向けて、
基礎年金の財源として、厚生年金の積立金を使う方針を固めたとのこと。
…と言っても、これだけでは何のことやら、ですよね。
🏛️ 年金制度って、そもそもどうなってるの?
日本の年金は「2階建て」とよく言われます。
・1階部分:基礎年金(国民年金)
→ 日本に住む20歳以上60歳未満の全員が対象。自営業の方や学生もここに入ります。
・2階部分:厚生年金
→ 主に会社員や公務員が加入していて、収入に応じた保険料を支払います。
この2つをあわせて「老後の年金」として受け取る形です。
💸 なぜ、厚生年金のお金を使うの?
問題は、基礎年金の財源が足りないこと。
少子高齢化が進む中、
保険料を払う若い世代が減って、年金を受け取る高齢者が増えている。
当然、基礎年金だけでは足りなくなります。
そこで政府は、
「厚生年金の積立金(いままで働く人たちが支払ってきた保険料)」の一部を使って、
不足分を補おう、というわけです。
😟 不安になるのも無理はない
でもこの動きに対して、
「え、それって将来の自分たちの厚生年金が減るってこと?」
「今もらってる人は守られて、自分たちは…?」
といった疑問や不安の声が上がっているのも事実です。
政府は「将来の年金水準に影響しないように調整する」と説明していますが、
年金制度そのものへの“信頼感”が揺らいでいるのは否めません。
🧩 私たちはどうすればいい?
こういう話が出ると、将来に対して不安になってしまいますよね。
でも、こんなときこそ大切なのは「知ること」だと思います。
・制度がどう変わるのか?
・どんな意図でこうなったのか?
・自分の将来にどんな影響があるのか?
これをなんとなくの印象で判断せずに、自分の頭で考える。
それができれば、不安を減らす一歩になるはずです。
🔍 少しずつでも、情報を見ていく習慣を
制度は突然変わるわけではありません。
でも、知らないまま何年も過ごして、「えっ、そうなってたの!?」と気づいたときには選択肢が限られていることも。
だからこそ、たとえばこんなことを意識してみてもいいかもしれません👇
・自分の年金記録を「ねんきんネット」で確認してみる
・NISAやiDeCoといった制度を知ってみる
・将来の働き方や収入の見通しを、少しだけ考えてみる
「自分には関係なさそう」と思っていた制度こそ、
人生のどこかで急に“目の前の話”になったりするものです。
🌿 安心は“制度”だけじゃなく“備え方”から生まれる
今回の話題を通して、改めて感じたのは、
「国の制度にすべてを預けるだけでは、不安がぬぐえない時代になってきたなぁ」ということ。
でも逆に言えば、
制度を知って、自分なりに備えておくことで、不安を“安心”に変える力も持てるということです。
私自身も、日々の業務を通じて
「もっとわかりやすく制度を伝えること」や
「自分らしい生き方・働き方をサポートすること」
の大切さを実感しています。
ちょっと長くなってしまいましたが、
ここまで読んでくださってありがとうございました🍀
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