定額減税スタート目前！事業者・個人が今知っておくべきポイントとは？

いよいよ来月6月から話題の「定額減税」がスタートします。

今回はこの定額減税について、個人にも事業者にも役立つポイントを分かりやすく解説していきます。

✅ 定額減税ってなに？

「定額減税」とは、令和6年度補正予算で決定された、一人あたり4万円の所得税・住民税の減税措置です。

主な内容は以下の通り：

・所得税：一人あたり3万円の減税

・住民税：一人あたり1万円の減税（6月分から）

・対象者：年間所得1,805万円以下の納税者と扶養対象者

つまり、扶養家族が多い家庭ほど恩恵が大きくなります。

✅ 給与所得者は「6月の給与明細」に注目！

サラリーマンやパート・アルバイトの方は、6月の給与明細に注目してください。

源泉徴収税額から、減税分が差し引かれて支給されるため、手取りが多くなる可能性があります。

【注意ポイント】

所得税の源泉徴収が元々少ない人や、非課税の人には、**「調整給付金」**として市町村から現金で給付される仕組みがあります。

✅ 事業者は「給与計算の実務」に注意！

会社を経営されている方や、給与計算をされている方にとっては、6月支給分の給与から定額減税の処理が必要になります。

【実務での注意点】

・従業員ごとの扶養人数を正確に確認する

・減税額を給与計算ソフトに反映

・給与明細に「定額減税」の項目を明記する（トラブル防止）

給与計算ソフトのアップデートも忘れずに行っておきましょう。

✅ フリーランス・個人事業主は「確定申告」で調整

一方、個人事業主の方は、来年（令和8年）の確定申告時に所得税から減税額を差し引く形になります。

扶養がある場合は、その人数分もしっかり計上しておくことが大切です。

✅ 「定額減税って損なの？得なの？」FP視点の一言

「手取りが一時的に増えるなら嬉しいけど、結局消費税はそのままだし…」という声もありますが、

これはあくまで**物価高に対応するための“応急措置”**です。

一時的とはいえ、家計管理やキャッシュフロー改善のチャンスにもなり得ます。

浮いた3万円、何に使いますか？

・借金返済

・子どもの習い事

・小さな投資（NISA、iDeCo）

・将来の自分への“ご褒美”

どう使うかで、将来の安心が変わります。

✅ 制度を「知る」だけで差がつく時代へ

今回の定額減税も、知らない人はスルーしてしまう内容ですが、

知っていれば得をすることも多いのが「制度」の世界です。