若者よ、今こそ立ち上がれ──選挙に行かない日本の未来
■「選挙に行かない若者」は誰の思うつぼか?
「どうせ一票で世の中は変わらない」「政治は自分に関係ない」
そんなふうに思っている若者が、今の日本にどれだけ多いだろうか。
だが、その“無関心”こそが、日本を静かに腐らせている。
投票に行かないという選択は、結果として現状維持を望む勢力を後押しする。実際、投票率が低ければ低いほど、組織票を持つ政党──たとえば自民党──が有利になる。これを踏まえて「わざと天気の悪い日を選んで選挙をするのではないか」とさえ言われたことがある。
もちろん陰謀論に走るつもりはない。だが、投票率が下がるほど“変化”が起きにくくなるのは、れっきとした事実だ。
■あなたの一票が、“流れ”をつくる
社会心理学には「アンダードッグ効果」と「バンドワゴン効果」という概念がある。
・アンダードッグ効果:弱者が応援される現象
・バンドワゴン効果:優勢な方に人が集まる現象
これは選挙にも影響を与える。
たとえば、「どうせあの政党が勝つ」と報道されれば、浮動票はそこに流れる(バンドワゴン効果)。
逆に「この候補は苦戦中」と報じられれば、同情票が集まり、最後に逆転が起こることもある(アンダードッグ効果)。
つまり、世論は思った以上に“空気”や“流れ”で動く。その「流れ」を変えられるのは、一人ひとりの一票なのだ。
■投票率が上がると、誰が困るのか?
選挙結果は、ほとんど「投票所に足を運んだ人たち」で決まる。
逆にいえば、政治に文句を言うだけで投票しない人は、選ばれた権力に加担していることになる。
今の日本は、高齢者中心の政治になっている。なぜか?
彼らが組織的に投票に行くからだ。だから政治家も高齢者向けの政策ばかり打つ。
若者が「面倒だから」「誰に入れていいかわからないから」といって投票をサボれば、
当然、若者向けの政策など置き去りにされる。今の物価高、低賃金、将来不安──全部その結果なのだ。
■選挙に行こう。それが未来を変える一歩になる
大きな時代の転換期には、必ず「無名の市民」が歴史を動かしてきた。
選挙も同じ。1票の力は小さくても、それが集まれば政権交代すら起こせる。
今、どんなに腐った仕組みでも、変えるチャンスは私たちの手の中にある。
ただし、その手で「投票用紙」を持たなければ、何も始まらない。
■若者よ、武器を持て。武器とは「一票」だ
投票は最大の武器だ。
デモや暴力でなく、合法的に世の中を動かせるたった一つの手段。
あなたの一票が未来をつくる。今を変える。
「誰に入れていいかわからない」と思うなら、自分で調べて、考えて、選ぶ力を持とう。
情報を取りにいくことも、主権者としての大事な一歩だ。
最後に
選挙は「特別な誰か」のものではない。
あなたのための制度であり、あなたの未来を守る仕組みだ。
どうか、棄権しないでほしい。
あなたのその一票が、今の日本を変える第一歩になる。
気づいたあなたから、行動を。
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